#CommunicationDesign

Oro Island Revitalization Plan

離島の「らしさ」をデザインしたパッケージ

小呂島活性化計画

離島では、過疎化や産業・雇用不足など地域の課題が、深刻な形で露出しています。この事業の対象地域である小呂島は福岡市の最北端・最西端に位置する島で、姪浜から北西へ約40kmの玄界灘に位置しています。漁業を基幹産業とする地域ですが、現状は漁獲量、漁獲高の減少、島離れ、高齢化による漁師の不足など厳しい状況があります。島民は不安に思う一方、小呂島を人が訪れ、にぎわう場所に変えたいというポジティブな意識を持っています。これまでにも島民でワークショップを重ねて計画を作成したり、佐賀県三瀬村と「山村と漁村の子ども交流事業」や音楽、文化を通じた「異文化交流事業」を行うなど、活性化の試みを行って来ました。
私たちは、衰退に向かい始めている漁業を支える新しい仕組みを導入、持続可能な地域ブランドの構築を目指して、小呂島の伝統的な食文化を生かした「6次産業化」に取り組んでいます。これは第1次産業だけに頼りがちな漁業の産業構造から抜け出し、生活文化をベースとした加工品開発などの第2次産業、消費者や小売店に直接販売するサービスなどの第3次産業までを一貫して行う計画です。新しい収入経路を獲得するとともに、漁師以外の島民の仕事作りも計画されています。
また、この事業を進めるプロセスにおいて「島を離れた者」への非難や「島に残された者」のモチベーションの低下など、声になりにくいコミュニティの課題が見えて来ました。島民全員が顔を知っているコミュニティだからこそ、自分たちでは解決しにくい課題です。
ブランド展開を進めることで、多様な島に関わる人たちが島を応援できる機会をもち、新しい接点を作ることで、産業だけでなく小呂島のコミュニティ自体を好転させる未来につなぐことを目指しています。