#CommunicationDesign

Creating Tourist Guide Systems
for Historical Resources

観光ガイドの価値を高めるプログラム開発

観光ガイドシステム 承天寺

福岡市内には見応えのある多数の文化財があり、これまで公開や活用がされていなかった「地域の歴史遺産」と言えます。公開や活用を進め、観光に訪れる人を増やし、観覧時の満足度を高めたい。その具体的な手法のひとつとして、歴史遺産を案内するガイド育成プログラムが始動。私たちは、そこにデザインシンキングのスキルを持ち込み、「博多のことを伝える人」のためのマナーやツールづくりに参画しました。
本事業ではモデルケースとして、博多部エリアにある「承天寺」の文化財を題材に地元ボランティアガイドに向けて勉強会を開催しました。ガイドが観光客に効果的に魅力を伝えられるように情報収集や整理をしたり、案内プログラムの開発を行っています。その最終的な成果物として、ワークショップで収集した現場の意見を反映したガイド用のリーフレットを制作しました。これまで公開されていなかった貴重な文化財の情報を盛り込んだ編集とデザインをしています。ボランティアガイドによる案内の際に活用しやすいツールを目指し、多面的で基礎的な情報を入れながら、持ち歩きやすいサイズにまとめました。
また別途、4ヶ国語展開のチラシも作成しました。今後、回復が期待されるインバウンド需要を見越し、博多の文化財の魅力を伝えていくガイドと観光客のためのツールを準備することができました。